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よく「EM菌とはどんな菌ですか?」と聞かれますが、まず知っておいていただきたい事はEM菌という固有の菌はありません。
EMとは人間や動植物にとって有益な働きをする微生物(善玉菌)のうちで、我々人間が昔から発酵食品を中心として利用してきた善玉菌を7種類集めたものをEMと呼んでいます。・・・注)
注)サイオンEMにはEM1号、EM2号、EM3号、EM4号の4種類がありますが、「サイオンEM」とは便宜的にEM1号を指すことにします。 サイオンEMの効果を最大限に発揮させるには、この4種類のEMを使い分ける技術が必要です。
EMに入っている光合成細菌は、「ラドプロモナス・スパライデス」と「ラドスピリラム・ルブラム」といいます。 基本的には二酸化炭素や硫化水素、メタンガスなどを食べて炭水化物や酸素を出します。 光合成細菌の役割は環境浄化面では、硫化水素やメタンガスといった腐敗ガスを大好物として食べて酸素を出してくれるという点です。 農業面では、たとえば日照量が少ない環境でも炭水化物(実)の増収に役立つという点です。
注)代謝工程で使う補助剤のことを還元剤といいますが、光合成細菌は水素や有機物(特にアミノ酸)を還元剤として消費します。
EMに入っている放線菌は、「ストレプトマイセス・グリセウス」といいます。(結核の抗生物質ストレプトマイシンの名の由来です。) 基本的には蛋白質(アミノ酸、キチン質)を好物にして、生理活性物質(ホルモン類)や抗酸化物質、抗生物質を大量に生産します。 放線菌の大きな役割は抗生物質の力です。環境浄化面では、EMの増殖時に菌自体が健康に育つために欠かせません。 農業面では、作物の生育過程で病害虫に侵される危険をなくす効果があります。(人間でいうとワクチンを接種するようなものです。)
注)放線菌はキチン質(カニ殻やエビ殻・昆虫の殻に大量に含まれる物質)が大好物です。 このキチンはキチナーゼという酵素によって分解されてキトサンという物質になります。キトサンは糸状菌などの病原菌の活性を抑制する効果がとても強いです。
EMに入っている糸状菌は「アスペルギルス・アワモリ」といいます。 基本的には蛋白質(アミノ酸)や糖質を好物にして、アルコールやクエンなどを出します。 糸状菌の役割は今のところはっきりとつかめてはいません。 しかし大量に出る消化酵素、生理活性物質や抗酸化物質の働きで有用な微生物の増殖を促進させたり、有害菌の増殖を抑制するなどの働きをしているのではないかと考えられます。
注)糸状菌は一般にカビ類の事を指すと考えて結構です。糸状菌にはフザリウムなどのように植物に病害をもたらす菌が多く存在します。 酵母や乳酸菌についても同じですが、糸状菌=善玉菌と考えるのは間違いです。ちなみにこのアスペルギルス・アワモリは沖縄の泡盛を作るときに使われています。(黒麹カビの一種です。)
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